いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。今回は、東京都新宿区弁天町の閑静な住宅街のなかに店を構える「自家製中華そば としおか」のレポートをお届けします。
こちらは、かつて高田馬場で伝説的な行列を作りつつも惜しまれながら閉店した名店「べんてん」の正統なDNAを受け継ぎ、独立を果たした超有名店です。大量の動物系素材と魚介乾物を極限まで炊き込んだ唯一無二の高濃度スープと、圧倒的なコシを誇る自家製中太麺を主軸に展開しており、その味を求めてファンが詰めかけるため、連日長時間の行列待ち必須なハードルの高い店となっています。
今回は、初めて訪問される方向けのお店の独特な雰囲気や利用の流れを確認しつつ、重厚なダシの旨味と自家製麺の凄みが完璧な一体感を醸し出す看板メニュー「塩ラーメン」の味の感想を、アクセス情報と合わせて詳しく書き残していきます。
食べたラーメン

・ メニュー名:塩ラーメン
・ 価格:1250円(税込)
【初見安心】お店の概要と利用の流れ
お店へのアクセスは、東京メトロ東西線の早稲田駅や、都営大江戸線の牛込柳町駅から歩いてアクセスできる弁天町エリア、ロイヤルプラスパービルの1階にお店を構えています。周辺の動線が良く非常に認識しやすい良好なロケーションにあるため、初めて訪問される方であっても周辺の環境を確認しながら迷うことなくスムーズに店舗までたどり着くことができます。
利用時の流れとして、こちらは入店時に券売機でチケットを購入する食券制が導入されています。先に希望のメニューを選択して食券を購入する分かりやすいシステムとなっており、スムーズに注文動線を完了させることができます。寡黙で職人気質な店主が一人ですべてを切り盛りする高緊張感な空間のため、事前のハウスルール(並び方や入店のタイミングなど)をしっかり確認した上で、静かにマナーを守って出来立ての一杯を迎えるのが快適に楽しむためのポイントとなっています。
感想
【スープ】
青い波紋模様がフチを彩る伝統的な中華丼に注がれて運ばれてきた一杯は、綺麗に乳化した褐色の濁りあるスープがなみなみと満たされ、中央には熱々の香味油がジュワッと回しかけられた山盛りネギが放つ、凄まじいシズル感と迫力満点な佇まいです。
スープを一口含んでみると、スープは動物系+魚介ベースの塩で、口に含んだ瞬間に濃厚ながらも後味スッキリとした奥深い味わいが広がります。ゲンコツや鶏ガラといった重厚な動物系のコクに対して、煮干しや節系から丁寧にじっくりと抽出された魚介の風味が綺麗に調和しており、特有のエグみは皆無でカエシの塩ダレがバチッと真っ直ぐに主張しています。絶妙なフックが余韻として長く残る、定番の安心感がある極上の仕上がりです。
【麺】
この重厚な極上スープに合わせられているのは、店主が毎日店内で打つこだわりのストレート自家製中太麺です。
スープの熱や粘度に負けない、ツルリとしたなめらかな肌触りと、噛み締めた瞬間のしなやかでもっちりとした力強い弾力が絶妙極まる仕上がりをみせてくれます。小麦自体の豊かな風味が咀嚼するたびに口いっぱいに広がり、中太麺のストレートな表面が、濃厚な塩スープや香味油を過不足なく綺麗に表面に持ち上げて連れてきてくれます。
【トッピング】
トッピングの構成も、スープと麺の絶対的なクオリティを限界まで引き立てる王道にして非の打ち所がない完璧な布陣となっています。
手前に盛り付けられた大ぶりのチャーシューは、肉厚ながらもしっとりとホロホロに崩れる柔らかな質感で、肉本来の旨味とタレの味わいがよく馴染んで最高の美味しさを堪能できます。さらに、右側にはこれでもかとどっさり添えられた程よい歯応えを残した幅広の細切りメンマ、中央にはラー油や一味唐辛子が上品にふりかけられて熱々の香味油で香ばしさを増した山盛りの刻み白ネギ、そして丼の左奥を彩る大判の海苔が綺麗に並びます。ネギの爽快な最高の清涼感と辛味のアクセントが、まろやかで重厚な塩スープに対して素晴らしい相乗効果を発揮して、全体のバランスを見事にまとめています。
個人的評価
・ 味:★★★★☆
・ 雰囲気:★★
・ コスパ:★★★
・ また訪れたい度:★★
価格設定に関しては、昨今のトレンドや1250円という価格帯、何より店主が魂を込めて仕込む無化調スープや、デフォルトで他店の特製レベルにどっさりと奢られた極上メンマや大ぶりチャーシューのボリューム感を考慮すると完全に納得のいく内容であり、お値段に見合った素晴らしい価値をしっかりと体験することができます。ワンオペゆえの張り詰めた空気感を含め、雰囲気の評価は星2つとしていますが、日常の理にかなった食事ルートというよりは、味に全振りした極上の一杯をストイックに堪能したい時には外せない選択肢と言えます。
まとめ
味わいに関しては、出汁のふくよかなコクとキレが上品に活きたクリーミーなスープと自家製中太麺の組み合わせが丁寧につくられており、また食べたいと思わせるトップクラスの美味しさを持っています。超有名店だけあり味には満足ですが、間違えて入店した客にワンオペ店主が怒鳴りつける場面があり、居心地は良くなかったというのが正直なインプレッションです。
長時間の行列待ち必須というハードルや居心地の好みが分かれる一面はありつつも、それを補って余りある圧倒的なスープと麺の調和がこの抜群の好印象に繋がっており、周辺に立ち寄る機会があれば並びを覚悟の上で足を運びたい、等身大の満足感を得られる一軒でした。
お店の概要
- 住所:〒162-0851 東京都新宿区弁天町20−102 ロイヤルプラスパー 1階
- 最寄り駅:早稲田駅

